HIGH OUTPUT MANAGEMENT
マネージャーの仕事とはなんぞやというのを書いた本
マネジメントっぽい仕事もなんやかんやする必然性があるので久しぶりに読んでみた。
■知りたかったことや課題
・組織におけるマネジメントというものについてそもそもロールモデルになるようなものを知りたかった
・マネジメントの仕事とはなんぞやというところについての解を知りたかった
・本書では会議や教育訓練に関わることが記載されていると知っていたので、改めてどのようにすれば生産的な会議をすることができるのかや、教育訓練の意義などについて改めて確認しようと思った。
■本書を読んで
実際に組織のマネジメントを経験したこともあるので、1年前くらいに読んだときより多くのことが身に入った気がする。
マネージャーってこういうものなんだよ。マネジメント側のアウトプットってこういうものなんだよというものに対して、自分の中での回答みたいなのがやや固まった気はする。
バスケットを上手くなろう
■フォーマット
・Objevtive:期間内に達成したい目標
・KR:Objectiveを定量的に評価できる数値(自信度を10点満点で評価)
・期間:達成したい期間
■目標
・Objective:区民体育館でわっと人をわかせられるポイントガードになる
・KR:ナイスアシストを1日3回(5/10)
・KR:1日10得点を1回(5/10)
・期間:3ヶ月
・概要:社会人になって少ない練習時間でバスケットが上達できるかどうかを試してみたい。やることは日々のハンドリング練習と週1のバスケ筋トレなどがメインとなる予定。
■今週やるべきこと
・P1:NBA開幕戦を1試合見て参考にしたいプレーを決める
・P1:ハンドリング練習1日15分 x 毎日継続
最低これだけはやっとこう。
そういえばそろそろNBA開幕かな...と思って楽天TV見たらなんと2週間くらい前に開幕してたような(昔って10月30日くらいがデフォルトじゃなかったっけ)
楽天TV無料登録したし、今シーズンはちょっとおって見てみよう。
Yahooの1on1を読んでみて
会社の中で役割が代わり、様々な職種のメンバーと会話をしたり、個人の目標について話し合う場面が増えた。
ぶっちゃけ自分は目標や計画を立て るのが大の苦手である。
部活での「県大会出場!」とか「大学合格!」とかわかりやすい目標であればいいが、粒度が細かくなればなるほど、そもそも目標を忘れたり、計画なんてどこ吹く風で行き当たりばったり色々やっていくことはしょっちゅうある。
実際、なんかのそれっぽい本で「目標は立てるのが向いてる人と向いてない人いますよ」みたなこともよく読んだことあるし、「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 ストレングス・ファインダー2.0」で自己分析をした時「適応性」という、割りと行き当たりばったりな性格が自分の適正にあったりして、「まぁその通りだな..」と思ったりした。
しかし。人の目標を設定するときにそんなんでいいかと言うと、そんなわけはないはずである。自分が苦手だからと言って、人のことを放置するわけにもいかないし、苦手なりにも色々工夫はしないといけないし、理解はしないといけない。。
そんなとき、Yahooの1on1という本を読んで色々と参考になった。
本書ではYahooで導入されている1on1というものの手法や意義を紹介。
1on1自身は自分も週1で上司に実施していただいているが、「なるほど、こういう観点で実施されていたのか...」と改めてその価値を認識することができた。
本書では「コーチング」という技術に基づき、いかに人の成長を手助けするかというノウハウが記載されている。これまで、自分は「人に対して意見する。指導する」という考えで、組織を動かそうとしていたが、本書では「人に自分自身で考えて動いてもらう。人の内省を手助けする」という方法で組織を動かすことの価値が紹介されていた。
自分の意見や考えをおしつけようとしていた自分にとって「人に考えてもらう」という選択肢は非常に有意義なものであると感じた。
普段のコミュニケーションもそうであるし、目標設定や行動計画作成など、自分自身がメインとなって考えるのでなく、人や自分に対して問いをなげかけ、形にしていければいいと考えている。
以上、Yahooの1on1を見て考えたこと。
戦略に関する図書の読書記録(戦略がすべて)
戦略とはどのようなものか、事業を成長させていく為にどのような方法をとるべきか。
改めて考え直したく、今週以下の3冊を読んだ。
以下の記事の続き。今回は「戦略がすべて」
戦略に関する図書の読書記録(シンプルに考える) - 書籍や記事を読んで考えた思考の備忘録
本書では戦略とはどのようなものか。戦略をとって成功するとはどういうことかというのをいくつかの事例とともに解説されている本であった。
結論から、瀧本哲史氏は本の最終節で「戦略を考えるというのは、今までの競争を全く違う視点で評価し、各人の強み・弱みを分析して、他の人とは全く違う努力の仕方やチップの張り方をすること」と記載している。
つまるところ、資本、資源、人的リソースが限られてる中で、どのように工夫すれば勝てるかを常に考えろということであろうか。
瀧本氏はこの戦略的思考力を鍛える為、日常のニュースや出来事に対して「どのようにすれば戦略的に勝つことができるか考えよ」と言っている。
なるほど、自社の戦略を立てる時にどうやって数値を達成させるか、、とかは考えていたが、自社の強み、弱みが何で、どうすればシェアを奪えるか、どうすれば◯◯に勝てるか。。とかはあまり考えられてなかったかもしれない。
週明け、自社の強みと弱み、他への攻め入るポイントを今一度整理してみようと思う。
戦略に関する図書の読書記録(シンプルに考える)
戦略とはどのようなものか、事業を成長させていく為にどのような方法をとるべきか。
改めて考え直したく、今週以下の3冊を読んだ。
いずれも数年前に出版され、出版当初に購入したものであるが、過去に読んだ本の内容はほぼ覚えていないことが多く、時期を経過して読み直すと改めて考えさせらっることが多いなと感じた。
まず前提として、私の会社はインターネットメディアを運営しており、その中でどのような戦略や戦術を駆使していくかを調べようとした。そこでまず手に取ったのがLINE創業者の森川氏著の「シンプルに考える」である。本書の中で記録して置こうと思ったのは主に以下の3点
・LINEはユーザー数を伸ばすことだけに注力している
・森川氏は戦略や計画などを社員に明確には共有せず、現場には「良いプロダクト」「ヒット商品」を生み出すことに注力してもらっている
・森川氏は新プロダクトは「開発企画」「デザイン企画」の2つしかないとしており、LINEは後者の「デザイン企画」であるとしている
事業の収益を追う立場として、LINEのユーザー数のみを伸ばすという発想や選択は非常に勇気ある決断であるなと感じた。
このような決断ができているのは、LINEがプラットフォームとして、十二分に機能しており、あとはユーザー数さえ囲えば、プラットフォーム内の事業者がビジネスをしてくれるような仕組みになっているからであろう。
同じ戦略を取れているのが、AppleやGoogle、過去でいうとDeNAのモバゲータウンとかではないだろうか。これらの事業はプラットフォームへの参入者が勝手に頑張れば頑張るほど収益が上がるモデルを構築し、自社はサービスのユーザー数を伸ばすことに注力できる状況を作り出している。
森川氏は「戦略は持たない」ということと「ユーザー数しか伸ばさないという」話を本書で記載しているが、実は「ユーザー数しか伸ばさない」という決断は、
・プラットフォームビジネスとしての土台がしっかりとできており、
・ユーザー数を囲むという戦略をとればビジネス的に成功する形となっている
ということで、成り立っているものではないだろうかと思った。
すなわち、「これしかやらない」というのも立派な戦略であり、自社がどのような強み・弱みを持っており、現在どのような事業戦略やビジネスモデルを目指しているか。ということを改めて思考し、自社が伸ばしていくべき方向を改めて考える必要があるなと感じた。
うちの状況でいうと、LINEのようなプラットフォーム的事業モデルはまだ構築できておらず「ユーザー数を伸ばせば勝手に事業が膨れ上がってくれる!」という状況には残念ながら至っていない。
ユーザー数だけを伸ばしていく!というのは真似できれば理想だが、収益モデルが盤石でない事業としては、やはり、収益モデルの構築、アップデートを繰り返しつつ、その中でユーザーファーストを追求していくのがよいのではないかな。。と感じた。
長くなってしまったので続きは次回。
Webメディアの三方良し
Webメディアの運営において、実施する施策について、誰が何をやるべきか、自分がどこまでやるべきか錯綜しており、自分なりに「三方良し」という考え方に沿ってやるべきことをまとめてみたのでその記録。
「三方良し」とは「売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのがよい商売である」という考え方。江戸時代初期に近江商人が提唱したそう。(ちなみに、私は「売り手、買い手、自社の三方良し」と勘違いをしていた)
この考え方をもとに、今後自社の運営Webメディアがどのような戦略をとっていくかを整理してみる。ちなみに前提として、弊社Webメディアは広告収益型のビジネスモデルであり、以下の考察はその型に当てはめている。
結論から、私はWebメディアの三方良しは以下の通りであると考えている。
・売り手:メディア
・買い手:広告主
・世間:ユーザー
最初に、Webメディアは「広告枠を売る」という意味において売り手と定義をしている。次に、その枠を「買う」という意味において買い手は広告主。最後に、Webメディアという媒介物、プラットフォームに集まるユーザーは「世間」と定義している。上記の定義の中で私が考える三方良しを言語化するとこういうことになるだろう。
1.Webメディアに集まった人(世間)は受け取る情報や体験に満足をし、
2.Webメディア(売り手)は集まった人たちに提供する商品(広告枠)を設計する。
3.その広告枠を広告主(買い手)は買い取り、満足した結果を出すことができる。
Webメディア運営をしていく中で、「この施策は誰の為に行われ、誰が喜び不幸になるか」というのは意外と混沌としてわかりにくかったりする。そのため、こういう整理をすると自分たちが何をやるべきかや、誰がどこまでやるべきかや、何が不足しているかを明確にさせることができると考える。
例えば自社は「ユーザー強化チーム」「収益強化チーム」という2チームに分かれてWebメディアを運営している。ユーザー強化チームが見るべき指標は1、収益強化チームが見るべき指標は2,3となっている。
改めて考えると、自社含め、多くのメディアは3が喜ぶ指標を明確に持っていないのではないかもしれない。世の中大半のWebメディアが自社の収益とユーザー集めに翻弄しているだろうし、自社も似たようなもので、それでそこそこの収益は生まれている。とはいえ、三方良しの考えに則れば、そのような「買い手が喜ぶ」指標を追っていくのは、メディアが更にビジネスを成功させていく上では必要なのではないかなと考えている。
そして、1,2,3で役割を分けたからといって「この人はこれだけを考えれば良い」という考え方はできないと考える。メディアはいわば人集めの手段や箱のような存在で、人を集めるのみでは事業になりえない。逆もまた然りである。モノを売りまくろうとしても人が集まらないのであれば話にならない。(こんなことを昔何かの本に書いてあったが、何の本かは忘れた。今必死に引用元を検索中)
メディア事業をやるのであれば、そこにどのような人を集め、どのような商売をするかは、明確に設計をし、メディア運営時も常に考え続けていかなければならないと考える。手を動かす施策は一部のことでも、頭ではメディア全体のことを常に考える必要があるはずだ。
難しいテクニックや流行の話が錯綜するWebメディアの世界において、ビジネス設計はいとも簡単に見失われやすい。自分たちがやっている仕事が、誰の役にたつものなのか、何の為にやるものなのか。作業に取り組む前に自分の頭の中で整理する必要があると感じた。
以上、メディア事業における三方良しとはどのようなものか考えてみた。
まとめると以下の通りである。
・Webメディアの三方は「作り手」「買い手」「読み手」と考えてみる。
・三方のバランスを取る為、メディア運営に関わるものは全員、常に事業全体のバランスを見ておく必要がある。
次回はWebメディアにおけるユーザーの「満足度」をどのように見える化するかについて考えてみる予定。
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
[タイトル]
もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら
[概要]
高校野球のマネージャーである主人公・みなみがドラッカーの『マネジメント』の理論を頼りに、野球部を成長させていくストーリー。マネジメントとはどのようなものか、人と人が働くことの真摯さを小説により説明がされている。
・ジャンル:マネジメント系
[個人的感想]
・読みやすさ:◯
・読書日数:1日
・読み込み度:1回でほぼ把握
・所感:私はドラッカーの『マネジメント』自体を読んだことがないが、本の概要をなんとなく理解できた気になった。実際にチームを動かしていく為のノウハウや仕組みは、本書に記載されていることをいくつか試してみようと思った。そのモチベーションの動機づけにもなった。
[解決したかった課題]
・「マネージャーの役割とは何か」という組織からの問いに関して、参考となる図書が読みたかった。
・実際にチームを動かしていく中で、一般的な『マネジメント』の定義を知ることで指標としたかった。
[読書後に実行したこと]
・みなみが各メンバーの個性を活かし、練習を組んでいく場面を参考にし、各個人の強みを活かしたチームづくりを実践してみようと思った。具体的にはチーム全体で「ストレングスファインダー」を実施。現在はその結果をもとに、チーム内で機能する仕組みやメンバー構成を検討中。
[実際にやってみて(可能であれば後日更新)]